中小企業の賃上げ率４.０％、平均１万円超える

　日本経済団体連合会は２０２４年８月３０日、２０２４年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果（加重平均）の最終集計を公表しました。

　従業員数５００人未満の１７業種７５４社を対象に実施され、集計可能な１７業種３８９社の総平均は１万７１２円（４.０９％）という結果になりました。前年の８,０１２円（３.００％）を金額で２,７００円、率で１.０１％上回り２０００年以降の最高値を更新しました。業種別では、製造業１万１,０１０円（４.０９％）、非製造業１万２７８円（３.８９％）となり、規模別では、１００人未満９,１８８円（３.５９％）、１００～３００人未満９,７７８円（３.６７％）、３００～５００人未満１万１,９７４円（４.４３％）という結果になりました。

　また、８月５日に公表された大手企業賃上げの最終集計は、１万９,２１０円（５.５８％）となり前年の１万３,３６２円（３.９９％）から金額で５,８４８円、率で１.５９％上回りました。業種別では、製造業１万９,６３６円（５.７９％）、非製造業１万７,９６９円（５.０１％）という結果となりました。