帝国データバンクは9月12日、「企業が求める人材像アンケート」の調査結果を公表しました。調査期間は9月2日~5日、有効回答企業数は1,550社で、インターネットによる調査を実施しました。
まず、採用形態については、大企業の約50%が「新卒採用メイン」、中小企業の60%が「中途採用メイン」と回答しています。
その上で、採用活動においてどのような人材像を求めているか尋ねたところ、新卒採用と中途採用いずれの採用形態においても、「コミュニケーション能力が高い」(42.3%)、「意欲的である」(42.2%)と回答した企業の割合が最も高くなりました。
採用形態別に比較してみますと、新卒採用をメインとする企業では、「精神的にたくましい」、「主体性がある」、「素直である」といった回答の割合が高くなる一方、「専門的なスキルを持っている」との回答は大幅に低くなる傾向があります。中途採用をメインとする企業では、「専門的なスキルを持っている」との回答が大幅に高くなるほか、「真面目、または誠実な人柄である」との回答も高くなる傾向にあります。
調査結果のレポートでは、新卒採用者に対しては、将来的にどのような職種に進むとしても、入社後の教育訓練で業務を習得させ、育成していく上で必要となる基礎的な能力や資質が求められているのに対し、中途採用者に対しては、即戦力として業務に従事できる専門的・実務的な能力や、誠実で信頼できる人柄が求められていることが明らかとなった、と分析しています。
(調査結果の概要)
(調査結果の詳細)
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