中央労働災害防止協会(中災防)は、4月4日、「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト(2023年改正版)」および「活用ガイド」を公表しました。
このチェックリストは、労働者自身およびその家族が調査票の選択肢を選ぶことで疲労の蓄積の程度を測定することができるものであり、インターネット上に公開され、過重労働による健康障害防止対策のツールとして広く活用されています。しかし、働き方改革の推進や急速に進んだテレワークなどにより働く人々を取り巻く情勢が大きく変化してきたことから、今般、有識者による検討委員会の検討に基づき、20年ぶりにその内容を見直し、既存の疲労調査等の関連性の確認や、多くの産業医・保健師等からのヒアリング調査を基に、新たなチェックリストを作成しました。
新たなチェックリストでは、「食欲」「睡眠」に関する最新の知見を踏まえた設問の見直し、「勤務間インター バル」等の項目の新たな追加、また、テレワークを行う場合も考慮した記載内容の修正、「精神的負担」の項目の細分化など、多様な観点に立ち、労働者が自ら、また、ご家族が、疲労の蓄積をチェックできるものとしました。また、チェックリストの活用場面や過重労働による健康障害を防止するための実施事項を示した「活用ガイド」を新たに作成しました。
新たなチェックリストと活用ガイドは、以下のURLにて公開されています。
(チェックリスト・本人用)
(チェックリスト・家族用)
(活用ガイド)
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