帝国データバンクは12日、全国「老舗企業」分析調査の結果を発表しました。
2022年8月時点で同社が把握している業歴100年を超える老舗企業は全国で4万409社となりました。毎年およそ1,000~2,000社が業歴100周年を迎えるなか、初めて4万社を突破しました。老舗企業の出現率は全国で2.54%でした。
調査結果のポイント
1 江戸開府以前の創業は152社を確認。明治時代に誕生した企業も2万社以上が存続。
2 地域別の老舗出現率は、「京都府」が5.15%でトップ。「山形県」「新潟県」など日本海側が目立つ。
3 業種別の老舗出現率は、「清酒製造」が78.3%とダントツ。新規参入が困難な「醸造」分野が上位に。
4 老舗企業の「同族継承」割合は77.3%となり、全体を大きく上回る。
5 後継者不在率、老舗企業では49.0%と半数以下にとどまる。
6 老舗企業の社長平均年齢は62.2歳、全体より1.9歳高い。
7 売上高は半数近い44.9%が「1億円未満」、老舗出現率では「1,000億円以上」がトップ
(景気・業界の動向/帝国データバンク)
(調査結果の詳細)
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