厚生労働省は11月24日、第17回(2021年)「中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)」の結果を公表しました。同調査は、2005年10月末に50歳~59歳であった全国の中高年者世代の男女を対象に毎年実施しているものです。第17回調査では、第1回から協力が得られた1万6,579人について集計しています。調査対象者の年齢は、66~75歳となっています。
2005年の第1回調査時に「65歳以降仕事をしたい」と答えた者で、2021年の第17回調査時に「仕事をしている」割合は、男性の「66~69歳」で66.6%、「70~74歳」で51.7%、「75歳」で43.9%、女性の「66~69歳」で53.8%、「70~74歳」で39.6%、「75歳」で34.0%でした。
男性の場合は、60歳代後半では3人に2人、70歳代前半でも2人に1人以上が仕事をしており、女性の場合も、60歳代後半で5割以上、70歳代前半でも約4割が仕事をしています。働く意欲がある限り、高年齢期になっても働き続ける人が男女ともに増えていることがうかがえます。
(統計情報・白書/中高年者縦断調査/厚生労働省)
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