【動向】「人手不足」倒産、「後継者難」倒産ともに高水準
- 川西 康夫

- 5 時間前
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東京商工リサーチは10月3日、2025年1月~9月の「人手不足」倒産の調査結果を公表しました。「人手不足」が一因となった倒産は、過去最多の285件(前年同期比31.3%増)で、要因別では、「求人難」が105件(前年同期比16.6%増)、「人件費高騰」が92件(同26.0%増)、「従業員退職」が88件(同62.9%増)、いずれも過去最多となりました。10月以降の地域最低賃金の引き上げによるコストアップで収益確保が難しい中小企業を中心に、「人手不足」倒産が年間300件を超えることは確実と評しています。
また、10月6日に公表した「後継者難」倒産の調査結果によると、「後継者難」倒産は、332件(前年同期比4.5%減)で2年ぶりに前年同期を下回りましたが、前年同期の348件に次ぐ過去2番目の高水準です。代表の高齢化が進み、後継者が不在のため事業に行き詰まる企業が高止まりしている、と評しています。
「人手不足」倒産/東京商工リサーチ
「後継者難」倒産/東京商工リサーチ





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