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  • 執筆者の写真川西 康夫

値上げ実施済・予定の企業は7割/4社に1社が「再値上げ」

 帝国データバンクは、8月22日、企業の今後1年の値上げ動向についてアンケート調査を実施し、結果を発表しました。

 原材料価格の高止まりや円安の進行などを背景に、企業の仕入れコストは引き続き上昇傾向にあります。日本銀行が8月10日に発表した同年7月の「企業物価指数」は17か月連続で前年同月を上回り、6月に続き過去最高を更新しています。


▶調査結果のポイント


①自社の主な商品・サービスについて、8月以降約1年以内に「値上げする予定」の企業は31.4%。4月~7月の間に「すでに値上げした」企業と合わせると、「値上げ実施済・予定」の企業は69.6%と約7割に上っています。一方、今後1年以内に「値上げする予定はない」企業は8.6%、「値上げしたいが、できない」企業は14.3%でした。


②今後「値上げする予定」の企業の割合を業種別でみると、全業種31.4%に対して、「化学品製造」(47.9%)や「飲食料品卸売」(47.3%)、「飲食料品・飼料製造」(46.4%)で特に高くなっています。一方、「値上げしたいが、できない」企業の割合を業種別でみると、全業種14.3%に対して、「運輸・倉庫」(34.2%)や「情報サービス」(27.9%)が特に高くなっています。


③本年1月以降の自社の主な商品・サービスの値上げ回数は「0回」が33.5%、「1回」が40.7%でした。また、2回以上値上げを行った企業も25.8%に上り、およそ4社に1社が「再値上げ」を行っていたことになります。


(企業の今後1年の値上げに関する動向アンケート(2022年8月)/帝国データバンク)



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